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tetsuo yamaji
by tezzobasar
22th of SEP.
21日にエアアジアXのアズラン・オスマンラニCEOによる記者会見が行われた。
羽田-クアラルンプール間¥5000というパネルを掲げてキャンペーンを叩いていたが、実際は片道1万円超ほどで販売されるようだ。
正直がっかりといったところ。
5000円という印象で安い、と感じるところだが、ここに航空使用税、サーチャージは含まれていない。+3000円はくっついてくるだろう。
と、なると、キャンペーン外で片道10000円だとしても往復20000円。そこに空港使用料が6000円加わるとして26000円。
LCCは基本的に食事がついてないが、クアラルンプールまで7時間ほどはかかるので食事の購入も考慮すると、1食あたり1000円だとして往復2000円、で合計28000円。最低でもこれくらいはかかってくる。
しかし格安航空券で購入すると底値で36000円程度。
劇的に安いとはまったく言えない。

さて、LCC(ローコストキャリア)とは何か。
格安航空券とは違い、航空会社そのものが格安を打ち出し、機体、サービス等と片っ端から削り、圧倒的な低価格を実現する、
といったもの。基本的に機体は小さく、中古の払い下げ機をベースに使用、シートはプラスチック。食事、飲み物等のサービスはなし。
チケットの購入はインターネットのみでチケットレス。大都市のメイン空港は使わない(空港使用税を安く抑えるため)。
発着時間が深夜や早朝が多い。などなど。
つまりは人気のない空港や時間を使い、サービスを極限まで削った航空会社。
大規模航空会社100%出資の子会社として運営される場合も少なくない。

では格安航空券とは何か。これは航空会社ではなく旅行代理店から発売されているもの。
旅行代理店が航空会社からツアーとして枠を購入することでコストを抑え、チケットをばらばらにして売りさばくというもの。
なので価格は旅行代理店に依存するが、サービスは航空会社に依存する。
つまりはどんなクソ旅行代理店で購入してもチケットさえ手に入れば同じフライトを手に入れることができる。まあ、後ろのほうに座らされる、とかはありますが。
というわけで、あくまでツアーとして日程が設定されているため、1泊2日のチケットより、2泊3日のチケットのほうが安い、という現象が起きる。
これは先方の観光局が2泊してくれるのならこの便をだしますよ、といったツアーベースのフライトを用意しているからだ。

よって格安航空券はあくまで旅行を前提としたツアーのチケット部分を購入していると考えて差し支えない。
一方LCCのチケットが片道で購入するのは電車のチケットを買うのとよく似ている。
言ってみたらこれが当たり前の交通機関のチケットの購入方法だったわけだ。

さて、その方法が劇的に浸透したのはEUの発足及び航空連合の発達によるもの。
簡単に言うとそれまでは他国の上空を飛行したり乗り継いだりするのは非常にめんどうだったわけで、その許可や手続きを、最初っから提携しとくことでその辺の手間がぶっ飛ばせたわけだ。

そこで非常にうまいのがイングランド。同じ島国としては学ぶべきところが大きい。

詳しくはまた次回
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by tezzobasar | 2010-09-22 14:48
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