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tetsuo yamaji
by tezzobasar
19th of MAY
Berlin

I did it at last.
I have thoght that I would do it someday.....

I missed the plane I should go to Spain.
Banza------------i.

I thought my flight is tomorrow.
I booked it again but lost 60EUR.
Shit.

I hope someone treat my this sick.


そんなこともありました。
今となればネタですがあのときはテンパった。
ともかく朝から回想。

片っ端から建築探訪。
地図に印付けてぐるりとベルリン左回り。

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The Netherlands Embassy in Berlin
Berlin Germany
Rem Koolhaas

在独オランダ大使館。やっぱりレム・コールハースということでうきうきしながら川沿いを探す。なんなく見つけることができたが、あれ、あんまりかっこよくない。それぞれの立面はかっこええけどエッジ部分の見かけがどうも変。あとガラスに張られたミラーシートと張り出した部分の色使いで少しチープな印象を受ける。大使館というプログラム上内部を見ることができないのは仕方がないがこの建築においては内部の人の動きがわかってこそ真価を発揮するのではないのか。きっとエッジ部分も透明でスラブ部分を見ることができたなら違和感なくとけ込んでいたのかもしれない。もったいない。そして当然侵入不可能。
コールハースの建築と警備って。入れる気ないならつくらせんなよ、と言いたい。


さ、どんどん行きまっせ。

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Schlesisches Tor Housing
Berlin Germany
Alvaro Siza

シュレジッシェス・トーア集合住宅。こんなところにアルヴァロ・シザの建築が。
ポルトガルだけじゃ収まらなかったようです。
四角の箱をぐにゅっと手で曲げたような有機的なラインは美しく暖かい。幾何学的な均等に並べられた窓もそのラインを強調するようで予想に反してファニーな印象を与える。またそれで素材感が最高だ。砂っぽい質感にくすんだ柔らかい茶色と黄土色。
隣の建物の入り口が開いた隙に裏側に回り込んでみたものの結局中には入れず。


めげずに次。

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Olimpic Velodrome & Swimming Hall
Berlin Germany
Dominique Perrault

でかい、でかい。
単純な形体と均一な素材感のおかげで、板状のかたまりがホバリングしているかのようだ。ワン・アイデアでさらっと全体を構成するドミニク・ペロー。
やっぱりかっこええけど、中入れてちょうだいよ。

疲れて芝生で寝る。
こんなときはコーヒーだ。
起きてカフェを探す。発見。
シュークリームも一緒に頼む。見かけ上全体の七割がクリームだ。やり過ぎだ。


さ、次。

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AEG Turbin Factory
Berlin Germany
Peter Behrens

わーい教科書だー。
この建物、AEGタービン工場は最初の近代建築として必ず教科書に登場するもので歴史的にも重要。近代の発展を支える産業に初めて積極的に芸術家が参入したというアクシデンタルな建物。しかも教科書に載る写真にも全面に木が植えられているがすごく小さい。ああ、100年でこんなに成長したのね、と妙なところで妙な親心が生まれる。
で、見学できますか? 無理。
早かった。ハンパじゃねえ早さの即答。

なんなん? なんか今日全然中入れてないやん。
めっちゃフラストレーションたまるわ。


次は入ろう。確実に入ろう。
と、いうわけでハンバーガー・バーンホフ現代美術館へ。

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Hamburger Bahnhof Contemporary Art Museum
Berlin Germany
Josef Paul Kleihues

全然期待してなかったけど、めちゃめちゃええ。
アテネで会ったドイツ人が勧めていたことを思い出して行ってみたけどほんまによかった。
僕のお薦め美術館TOP3にランクイン。
とにかく一部屋一部屋が広い。駅を改修してつくられた美術館だけにスケールが電車。その中に点在する美術品はほんとうに気持ち良さそうで、通常の美術館スケールが水槽ならここでのそれは大海に泳ぐ魚のようだ。他にも待合室、ホーム、倉庫だったであろう部屋が展示室になっているため不自然なスケールにいちいち驚かされる。駅というプログラムに少し手を加えることで最大限その可能性を引き出している。


なんか満足。
せっかくやし、とりあえずこいつも行っとくか。

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Gallery La Fayette
Berlin Germany
Jaen Nouvel

デパートの中心にコーン型の吹き抜けが貫く。
これだけの吹き抜けを商業空間に使うという大胆さにまずやられる。
ジャン・ヌーベルの建築からはどれも男性的色気を感じる。力強く、大胆で迫力があり、素材感や色使いに艶があり、万人を惹き付ける勢いがある。
でも本人は意外に小さくて穏やからしい。顔はヤクザ。


いやいや、今日はよう歩いた。
ホテルに帰ってネットでもやるか。
パソコンを開く。何かがおかしい。
あれ、今日何日や? レセプションの兄ちゃんに聞く。
19日。
19日?
19日。
..................
今日やん!!!!!!!!!!!!!!!!!!
飛行機、今日やん!
時計を見る。出発一時間前。
5分でチェックアウトして空港に向かう。
電車が遅れる。なんで来んの?切れ気味で隣の兄ちゃんに毒づく。
10分送れて電車がホームに滑り込む。何もできない車内。

最寄り駅からシャトルバスも待たずにダッシュ。
空港到着。離陸10分前。
カウンターの姉ちゃんに詰め寄る。だめ。
息切れとテンパりで言葉がなかなか出てこない。
とにかく乗せてくれ。だめ。
彼女の眼には堅く明確な決断の色が浮かんでいる。
諦める。次だ。

ホテルに帰りネットでフライトを探る。
もともとネットとクレジットカードを使わないととれないチケットでめちゃくちゃ安い。
そのぶん変更などに融通が利かないのでチケットは捨てるしかない。
新しいチケットを三日後にブック。

同じ部屋に泊まるドイツ人に鬱憤をぶちまけて、寝る。
次の日、あほな日本人が飛行機乗り遅れた、ということで評判になる。
by tezzobasar | 2005-05-22 06:20 | ARCHI.info.
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